24.09.06 #インテリア#生活雑貨
「窓」の世界
窓のデザインや設ける場所によって、家の中の雰囲気は全く異なるもの。
今回この記事では、そんな窓についてクローズアップ!
都市部で使用されている防火窓の種類や、引き違い窓・FIX窓・すべり出し窓それぞれの特徴、カーテンやブラインドとの相性などを詳しく解説します!
#01都市部では防火窓の設置がマスト!
ひとくちに窓といっても様々な種類がありますが、
今回この記事でご紹介するのは”防火窓”について。
東京23区など関東の主要都市部は防火地域や
準防火地域に該当することが多いため、
遮炎性能を持つ防火窓を設置しなければなりません。
外からの火を防ぎ、火が燃え移りにくくする防火窓。
防火窓とは、火災の拡大を抑えるための遮炎性能を持つ窓。通常のガラスは光熱にさらされると割れてしまいますが、防火窓には割れにくい耐熱ガラスなどを使用。炎が建物内に入り込むことを防ぐことで隣の家で火災が発生した際、火が燃え移りにくくしてくれます。
防火窓の設計・デザインは以下のように様々。
主に使われる防火窓は計10種類
種類が豊富なため、どこにどういう種類の窓を設けるか悩まれる方も多いです。
#02人気の高い3種類の防火窓
防火窓の中でも、特に人気の高い種類は
「引き違い窓」「FIX窓」「すべり出し窓(縦・横)」の3つ。
しかし、それぞれ特性やおすすめの設置場所は
以下のように異なります。
特徴 | おすすめ設置場所 | |
---|---|---|
引き違い窓 | ・2枚以上のガラス戸を、横にずらして ・光と風を取り入れられる ・開け閉めしやすいため、モノを | ■居室 ■リビング etc |
FIX窓 | ・開閉できないつくり ・“はめごろし窓”とも呼ばれる ・光のみ取り入れられる ・気密性が高くフレームが細いため | ■階段・通路 ■リビングの天井近く ■吹き抜け部分 etc |
すべり出し窓 | ・引き違い窓とFIX窓の良さを ・光と風を取り入れられる ・引き違い窓よりも開口部は | ■玄関 ■階段 ■トイレ・洗面台 ■浴室 etc |
上記を踏まえると、採光と換気が目的なら引き違い窓もしくはすべり出し窓が、室内に光を取り入れるだけならFIX窓がおすすめ。リビングと庭を繋ぐなら引き違い窓が最適ですが、採光だけを目的とするならFIX窓がうってつけです。
ニーズや場所に合わせて設置する窓を選んでみましょう。
物の出し入れがしやすい引き違い窓の上に、
採光目的でFIX窓を設置
カーテンやブラインドとの相性
また、窓の種類によって相性の良いカーテンやブラインドも異なります。
相性の良いカーテン・ブラインド | |
---|---|
引き違い窓 | カーテン ※ブラインドやロールスクリーン |
FIX窓 | ブラインドorロールスクリーン ※開け閉めしない設計かつ、 |
すべり出し窓 | ブラインドorロールスクリーン ※スッキリとしたデザインのブラインド |
室内外をスムーズに行き来できるよう、
引き違い窓にはカーテンを設置。
FIX窓に電動ロールスクリーンを合わせて、
スッキリとした見た目に。
海外のシェードメーカー“ハンターダグラス”の製品も人気。
窓の種類によって特性は様々
ご紹介したように、防火窓といっても様々な種類があり、それぞれ特性や適した設置場所は異なります。より理想的な家づくりを進めるためには、目的に合った窓をセレクトすることが大切です。ぜひ家づくりの際には、この記事を参考にして設置する窓を選んでみてくださいね!