24.05.30
「間接照明」の世界
固定概念にとらわれず、こだわりを突き詰めれば家づくりはもっと楽しく魅力的になるはず!こちらの記事では、みなさんがワクワクしながら家づくりに臨めるようにマニアックな事例や情報をご提供します。
今回クローズアップするのは、室内の間接照明について。空間をよりオシャレに見せる設置場所やアイディアをご紹介します!
#01間接照明を
設置する場所
間接照明とは、壁や天井などに光を当てて
印象的な雰囲気に仕上げる照明のこと。
注文住宅を建てる際には、
「間接照明を取り入れたい!」という
お客様も多くいらっしゃいます。
そんな人気の高い施工の1つ“間接照明の設置”ですが、
みなさんは間接照明の設置する
場所というとどこをイメージされますか?
よくある間接照明の設置場所
間接照明を設置する場所は、お客様のご要望や叶えたいイメージによって様々。好きな場所に間接照明を設置できるのは、注文住宅ならではの魅力です。しかし、「より洗練された空間にしたい!」「オリジナルリティ溢れるおしゃれな内装に仕上げたい!」と考えていらっしゃるのであれば、 階段の手すり下に間接照明を設置するというアイディアもあります。
階段の手すりに沿って間接照明を設置。
階段がコの字型となっているため、上階から手すりが美しく見えるようなつくりに。間接照明の光が階段全体をデザイン性高く演出します。
上階から見下ろした様子。空間をエレガントな雰囲気に。
#02光が当たる場所にも工夫を凝らす
間接照明は設置する場所だけでなく、
光が当たる場所の素材や色、
施工方法などを考慮することも
大切なポイントです。
照らす場所の素材・色と間接照明の
組み合わせによって、印象は全く異なるもの。
ただ照明器具の色を工夫するだけでなく、
照らす場所へのこだわりも重要です。
そこで今回は、より温かみのある
雰囲気を演出できるよう、
間接照明が照らす部分を漆喰で仕上げることに。
手すりの下に陰影をつくるため、
小さなバターナイフのような道具(コテ)を使って
漆喰を塗りました。
手すりの下に工夫を凝らし、味わいのある雰囲気に。
あえて照明が当たる部分に凹凸をつけることによって、光を表情豊かに演出。単一の光ではなく、ぼやけた温かみのある光に仕上げました。
昼と夜で、全く異なる雰囲気に!
シンプルなつくりながら上品な見た目。
照明の当たる部分に工夫を凝らすことで、白い漆喰を照らす明かりは主張しすぎず柔らかな印象に。昼間は洗練された雰囲気ですが、夜間は幻想的な雰囲気となります。一日を通して家の中で異なる雰囲気を楽しんでいただけるでしょう。
真っ白な壁に映し出される手すりの影も趣深い。
ちょっとした工夫でよりオシャレな家に!
今回は間接照明を階段の手すり下に取り付けるといったアイディアもご紹介しました!記事内でも解説したように、間接照明を設ける際は光が当たる場所の素材などにも着目したいところです。素材や施工方法にこだわれば、間接照明のデザインバリエーションは無限大!優しく温かみのある雰囲気に仕上げたいのであれば、ご紹介したように漆喰を使ってあえて凹凸をつけるのも手段の1つです。間接照明を取り入れたいと考えている方は、ぜひ家づくりの際参考にしてみてくださいね!